はじめに

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芥川賞を受賞した羽田圭介さんの情熱大陸を見た時に、ふと見慣れたデバイスを見かけました。

そう、「キングジムのポメラ」です。

それほど認知度が高いデバイスではないので、知らない方もいるかもしれません。なぜ、私がポメラだと気づいたのか、それは私が数年前にポメラを使っていたからです。

ポメラとは

ポメラとはどのようなデバイスかというと、「文章を打つことに特化したデバイス」と言えます。

「文章を打つならPCでいいじゃないか?」と思われるかもしれませんが、そこに特化しているからこその大きなアドバンテージがあります。

デバイス自体の機能がもつアドバンテージとしては、「長時間バッテリー」「小型・軽量」があります。30時間のバッテリーはノートPCの倍以上だし、400グラムの筐体は薄型ノートPCの半分以下です。

【箱にしまわれて使わなくなって早数年・・・】
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【ホコリまみれで電源すら入らないポメラDM20】
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一方で、Wi-Fi等によるインターネット接続はできません。ではどうやって打った文章を外部に持ち出すのかというと、いくつかの方法を選択可能です。

二次元バーコードで出力し、携帯電話等で読み取る方法や、SDカードに保存する方法、Bluetoothで転送する方法やUSB接続で転送する方法など、用途に応じて利用者が選ぶことが出来ます。

インターネット接続できないのは大きなデメリットに感じる方もいるかもしれませんが、やはり、「文章を打つことに専念できる」というのが一番の魅力であると感じます。

まとめ

人間は環境に左右される生き物です。集中したい時には雑念を抱かない環境づくりが一番ですが、スマートフォンやタブレット、ノートPCはなんでも出来てしまいます。ポメラは、文章を打つことしかできないので、その作業に集中することができます。

1つのことに集中できるデバイスだからこそ、芥川賞を受賞するほどの羽田圭介さんがPCではなくポメラを愛用する理由なのだと思います。ある意味、「文章を創造するようなプロフェッショナルに好まれているのがポメラの存在意義」ではないでしょうか。

私のように興味本位で購入した人間にとっては、少々とっつきにくいデバイスではありましたが、ニッチな需要は確実にある素晴らしいデバイスであると思っています。