ドコモ、au、ソフトバンクが通話定額を必須にする流れへ

ドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアは、新しいプランとして音声通話定額プランを必須にするようになりました。

auの場合は、「カケホとデジラ」というサービスで、通話は24時間どこにかけても無料になる代わりに、データ通信は「2,3,5,8,10,13GB」のいずれかの最大通信量をユーザーに選ばせるプランです。

auの今までのプランは同じキャリア同士であれば夜の9時まで無料でした。それを通話料はすべて無料にする代わりに通信量に制限をかけるようになりました。ただし、今までも通信量の上限は7GBまででした。これを13GBまで上限を上げる代わりに通信料を高くするというやり方に出ました。
 
しかしながら、今までのプランのように7ギガバイトを使おうとする場合、今までの値段よりも1,000円以上高くなってしまいます。

つまり全てのユーザーに音声通話定額プランを契約させ、今まで通話をあまり使ってこなかったユーザーにも負担を強いらせるプランに強制的に変更していこうというやり口に変更してきたわけです。

他人の通話代を自分が実質負担するのは絶対におかしい

私のように通話はほとんどしないけども、ある程度通信はする。その場合、かけ放題プランにしてしまうと、通話をしょっちゅう使う人たちの料金を実質負担するということになります。

これはいくらなんでもおかしいと思います。今は現行プランが使えるとしても、将来的に機種変更した場合には、強制的にかけ放題プランとなります。そのようなキャリアの収益の上げ方について、私は非常に憤りを感じています。音声を使わない人が使う人の分を負担するというのはおかしいと思います。

しかも3キャリアとも「通話定額+通信量の選択」プランにしてきています。これはもう3キャリアでカルテルを結んでいるのではないかと思うくらい変な話です。

そこで皆さん考えて欲しいのは、他の人が使った通話代を、実質、自分が負担すると言うのは絶対におかしいということです。

MVNOこそ健全な通信サービス

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「他の人が使った通話代を、実質、自分が負担すると言うのは絶対におかしい」と考えられる人は今すぐドコモ、au、ソフトバンクを解約すべきです。

そしてMVNOにMNPをして月額2,000円以下でそこそこの通信ができ、通話した分だけ通話料を払うという健全なサービスを選択するべきです。

ただし、このように考える人もいるでしょう。

2年縛りがあるなど解約金がかかる場合、メールアドレスが変更するのが嫌な場合などです。解約金はどのキャリアも約1万円となります。はっきり言って1万円程度ならば、MVNOにMNPすればすぐに元が取れます。
 
そして、メールアドレスの変更が嫌だと思う方は、この機会にGmailやOutlookなどのキャリアに依存しないメールアドレスを使いましょう。

またメールアドレスを使わないという手もあります。最近はLINEやFacebookメッセンジャーなどのメッセージアプリが多くの人によって使われるようになりました。

特に若者にとってはメールアドレスよりもラインのIDを交換すると言う傾向にあり、Eメールに代わって、メッセージアプリが文字によるコミュニケーション手段の主役に躍り出るのは間違いありません。

まとめ

2年縛りで、いつの間にか自動更新され、解約できる月がよくわからない上に、1ヶ月しか解約期間がないという、ある意味素晴らしく意地汚い3キャリアとはおさらばすべき時期に来ているのではないでしょうか。

今一度、携帯電話料金の支払いについて考える時が来たと、私は心底思っています。